2015年6月15日月曜日

VIRGO 今回の終章

6月13日無事沖縄宜野湾に戻り長期滞在用のバースに落ち着きました。この近辺では台風に耐えられる港はここだけと云われているので、台風シーズンが終わる10月末頃までここに預かってもらうことになりました。従って今回のクルージングはここで終わり、同行して頂いたメンバーもここで解散することになります。
11月に再開する予定ですが、コース、メンバーについては未定です。
 
今回の航跡図を添付します。
 

2015年6月14日日曜日

沖縄宜野湾マリーナへ

6月11日 快晴
 8:00 与那国島ともお別れ、320 マイル先の沖縄宜野湾を目指して2泊3日の最終クルージングに出発。
南下と違って連れ潮、追い風で気楽なものエンジンなしで平均 6ノットで快走. オーバーナイト。
 
6月12日 快晴
 午後から風が落ちてきたので、機帆走するもエンジンの調子が今一、回転にむらが出る。
またも燃料系統エアー抜き、今回は高圧パイプ部(噴射ノズル手前)もエアー抜き、これは効果があった。
以後順調にまわっている。結局完全にエアー抜きが終わるまで3日を要した。
太陽の光が強いのでソーラーパネルがよく働いて、バッテリーは満杯、ENGEL のク―ラボックスのお陰で冷たいビールを飲むことが出来た
 
6月13日 快晴
 沖縄地方は既に梅雨明けしたので、毎日快晴で入道雲が湧いている。
沖縄本島からの日の出を見ながら慶良間群島の前を通過、宜野湾マリーナまであと半日の所まで来た。
6月6日に出国手続きをとって、パスポートにも出国の印鑑が押されているので、沖縄の入国管理事務所で帰国のハンをもらわなくてはいけないのだが、
出国先のハンがないのでどうなるのでしょうね。
 


 

2015年6月10日水曜日

与那国島着

6月10日6:30与那国島着
この島の見どころは日本最西端の灯台と放牧されている馬や牛が多いこと、それに海底都市の遺跡があります。
これは是非見たかったのですが、水中10~20mの所にありスキューバーで潜るか、潜水艇で行くしかありません。
潜水艇を申しこんだのですが、他に希望者がいなく、3名では船は出せないと云うので断念、次回?に期待することになった。
 
11日以降しばらく天候が安定しそうなので 8:00沖縄宜野湾向け2泊3日の船出とした。
いよいよ今回の旅の最終段階です。




 
 

2015年6月9日火曜日

台湾 LAN YU島

6月6日
7:30石垣島ともお別れ、日本最南端の島 波照間島 経由台湾南端を目指す。
一般のヨットはほとんど通らないと云う竹富島南航路を辿る。
このルートはサンゴ礁を切り開いて造られたルートで標識ブイは打ってあるが巾が狭く、水深も浅い。海の色と水深計を見ながら
ひやひやの水路でした。波照間島まで約30マイルあるので条件が悪ければここで1泊する予定でしたが、天候も風向きも良かったので
直接台湾 LAN YU 島に向かうことにする。
午後からは向かい風も流れも強くなり船速は3~4ノットと落ちてきたがこのまま機帆走でナイトセーリングに入る
 
6月7日
トローリングラインにカツオがかかる、早速荒れてる中でご飯を炊いて、刺身定食とする。
夕食を済まし台湾本島に沈む夕日を見ながらオートパイロットに舵をまかせてていた所、流れ網が目に入ったが一瞬遅くペラに巻きつきエンジンストップ。
まだ黄昏が残っていたので、すぐに潜って見ると細い糸の立ち網がキールから舵、スクリューにしっかりと絡んでいる、キールと舵部はナイフで切って除去出来たが、
スクリュー部はこの時間帯では何ともならない。
ヒ―ブ―ツーで今夜は揺れる船で過ごすことにする。カツオのたたりか。。
 
6月8日
明るくなると同時に揺れる船にしがみつきながらペラにまきついた網の切り取り、二人で丸1時間かかたが無事完了。再スタートとなる。
ヒ―ブ―ツーでも強い風と黒潮のため一晩で約10マイル風下に流された。
燃料がまだタンクに20リットル程残っていたので、LAN-YU まで持つと判断、これが間違いで、入港寸前でまだ燃料があるのにエアー噛みを起こし回転が上がらなくなってしまった。
何度もエンジンフィルター部からエアー抜きを行ったがすぐ回転が落ちてしまう、逆風が強いし、逆流れも3~4ノットと港の入口が特に強くセールをあげてみたが大した効果がなく、次の Houbihu に向かうにしてもセーリングだけでは無理と判断、風下に逃げることにした。
日が暮れて連れ潮、追い風に乗って,メインセール2Pリーフだけで5ノット程度で走り、夜が明けてフルセールにすると6~7ノットで北に向かって快走した。
やはりロングクルージングは追い風、連れ潮ないと苦労が多く、燃料も食うし効率が悪いことを実感。
エンジンの方も落ち着いてチェック出来たので、燃料タンクから燃料を吸い上げているパイプが一旦上に上がっているので、エアーが入ると燃料が来なくなる構造、
ゆわゆるサイフォン現象なので、給水パイプに口を付けて呼び水を行った結果燃料が流れてくるようになった。
 
6月9日
目的地を与那国島としたが、今のまま走ると夜中に到着することになり、初めての港は明るいうちにという鉄則に反するのでスピードダウンを試みるが追い風、連れ潮の場合
中々スピードが落ちてくれない。スピードを落とすのに苦労したのは初めてである。予想通り真夜中に与那国島を通過してしまった。
 
6月10日
まだ暗い朝の3時にエンジンをかけ逆戻りすることになる、3時間機走の上やっと6時30分与那国島に到着、一安心。
 
 台湾本土に沈む夕日
 
LAN-YU 島

2015年6月5日金曜日

いよいよ出国

梅雨前線に吹き込んでいた南南西の風が弱くなり風向きも南から南東に振れそうなので、明日6月6日波照間島経由台湾南端 Kenting の Houbihu 港向け出航します。
途中黒潮と南風が強くなってくると行き先を変えるかも知れません